マスクの中の自分の口臭が気になる時、日々の食事や飲み物を見直すことで、体の内側から口臭ケアをすることができます。特定の栄養素や成分には、口臭の原因となる細菌の増殖を抑えたり、唾液の分泌を促したり、ニオイ成分を中和したりする効果が期待できるのです。まず、積極的に摂りたいのが「唾液の分泌を促進する食べ物」です。唾液は天然のマウスウォッシュとも言える存在で、その分泌を促すことが口臭予防の基本となります。よく噛む必要がある、ごぼうや人参などの「根菜類」や、きのこ、海藻などは、咀嚼回数が増えるため、唾液腺が刺激されます。また、レモンや梅干しなどに含まれる「クエン酸」は、酸味によって唾液の分泌を強力に促す効果があります。食事に酸っぱいものを少し取り入れると良いでしょう。次に、「抗菌・殺菌作用のある飲み物」もおすすめです。代表的なのが「緑茶」です。緑茶に含まれるカテキンには、優れた抗菌作用と消臭作用があり、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物の発生を抑制することが科学的にも証明されています。食後に一杯の緑茶を飲む習慣は、手軽で効果的な口臭対策です。同様に、ミントやパセリなどのハーブティーも、その爽やかな香りで口の中をリフレッシュさせてくれます。「腸内環境を整える食べ物」も、間接的に口臭予防に繋がります。腸内で悪玉菌が増えると、腐敗ガスが発生し、それが血液を介して呼気として排出されることがあります。ヨーグルトや納豆、味噌などの「発酵食品」や、野菜や果物、きのこ類に豊富な「食物繊維」を積極的に摂り、善玉菌が優位な腸内環境を保つことが大切です。一方で、口臭を悪化させる可能性のある食べ物にも注意が必要です。ニンニクやニラなどのニオイの強い食品はもちろんのこと、肉類や乳製品などの高タンパク・高脂肪な食品は、口の中や腸内で分解される際に、ニオイの原因物質を発生させやすいと言われています。これらの食品を避ける必要はありませんが、食べた後は特に丁寧なオーラルケアを心がけましょう。