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でかい口内炎が痛い!その正体とできる理由
口の中にズキリと走る鋭い痛み。鏡で見てみると、いつもより明らかに「でかい」白っぽい口内炎ができていて、思わずため息をついてしまう。食事も会話も億劫になる、この大きくて厄介な口内炎は、一体なぜできてしまうのでしょうか。その正体と、巨大化してしまうメカニズムを理解することが、適切な対処への第一歩です。私たちが一般的に「口内炎」と呼ぶものの多くは、「アフタ性口内炎」です。これは、粘膜の表面に円形または楕円形の白っぽい潰瘍(アフタ)ができるもので、その周りが赤く腫れているのが特徴です。通常は直径2〜5mm程度のものが1〜2週間で自然に治ります。しかし、このアフタ性口内炎が、何らかの原因で重症化し、直径1cmを超えるような大きさになったり、深くえぐれたクレーターのような潰瘍になったりすることがあります。これが、「でかい口内炎」の正体であり、「カタル性口内炎」や「潰瘍性口内炎」といった、より炎症が強い状態に進行したものと考えられます。では、なぜ口内炎は巨大化してしまうのでしょうか。その最大の原因は、体の「免疫力の低下」です。ストレスや疲労、睡眠不足、栄養の偏り(特にビタミンB群の不足)などによって、体の抵抗力が落ちていると、口の中の粘膜の新陳代謝が滞り、傷の修復能力が低下します。そんな時に、うっかり頬を噛んでしまったり、硬い食べ物で粘膜を傷つけたりすると、その小さな傷が治りきらずに、炎症がどんどん広がってしまうのです。口の中は、常に多くの細菌が存在する環境です。免疫力が低下していると、これらの細菌が傷口で繁殖しやすくなり、炎症をさらに悪化させ、口内炎を巨大化させる原因となります。また、合わない入れ歯や矯正器具、尖った歯などが、常に同じ場所を慢性的に刺激し続けている場合も、その部分の粘膜が弱り、大きくて治りにくい口内炎(外傷性潰瘍)ができやすくなります。でかい口内炎は、あなたの体が発している「限界だよ」というSOSサインです。単なる口のトラブルと軽視せず、その裏にある生活習慣の乱れや、体全体の不調に目を向けることが、根本的な解決に繋がるのです。