差し歯の根っこを割って。


差し歯の根っこを割って、苦労したこと。
40年ほど前、20代はじめのころ、前歯の治療として、差し歯を1本取りつけました。歯医者を東成区で口コミで探すとどうしてもと大阪の実家近くの技術的にもしっかりした、いい差し歯を取りつけたのですが、1年ほどして駅弁当のアンズの実の種をガシッと前歯で噛んでしまい、差し歯を折ってしまいました。少し血がにじむほどの軽い痛みと、いい差し歯を折ってしまったことに落胆しました。
事は、それだけにとどまらず、差し歯を支える歯の根っこを割ってしまっていました。治療を受けた歯科医では「どうすることもできない」と言われ、さらに落胆しました。東京で評判の根管治療では専門の部門が簡単にチョコンと、割れた歯に折れてしまった差し歯を取りつけるだけの治療を受けました。
それから苦労が始まりました。
勤めを始めたのは、東京で、どの歯医者に行っても、いい差し歯なのにもったいないことしたね、と言われ、何軒も歯科医を回ったのですが、割れた歯の根っこはそのままで、チョコンと差し歯を取りつけるだけでした。そんな予防歯科を東京で見つけるのは評判を聞いてこれでは、すぐに、簡単にちょっとものを噛むだけで差し歯が折れ、取れてしまうのでした。
2、3年ほどして、実家の大阪に戻って勤めだし、やはりどの歯科医でも、簡単に取り付けるだけの治療で、簡単に差し歯は取れてしまいました。
ある時、たまたま見つけた(大阪・谷町4丁目あたりだったと思いますが、)歯科医が熱心に診てくれて、まだ若い歯科医さんだったとおもいますが、本格的な治療を始めてくれました。東京で予防歯科を口コミで探していたらもっと割れた歯の根っこを時間と期間をかけて、じっくりと治療を施してくれ、無事に治療を終え、差し歯をしっかりと取りつけてくれました。
この治療は、たいへん良くて、気を付けてものを噛むことはしていたのですが、差し歯はいちおう15年以上もちました。
(まだ、話の続きがあるのですが、ここまでにしておきます。字数も超えてきましたので・・)
とにかく、あの芦屋でインプラントを探そうとするとここは差し歯を治療してくれた歯医者さんには、感謝、感謝!です。